木のおもちゃ.jp内の商品を検索

スラックレール

日本の伝統玩具

家族でゲーム

外遊び特集

日本人作家のおもちゃ

アウトレット


営業日カレンダー

巣鴨本店・web店休業日定休日・臨時休業日
※メールの返信もお休みさせていただきます。

配送はお休み配送はお休み
※配送倉庫休業日のため発送業務はお休み・お問い合わせのみとなります。

創業20年を迎えた2019年7月より、新事務所に移転致しました。
今後も厳選された商品をお届けするべく、スタッフ一同励んでまいりますので、何卒宜しくお願い致します。
※巣鴨本店は、2019年6月27日をもちまして一時休店いたします。

        

木のおもちゃコンシェルジュ

おもちゃコンサルタントの資格を持つスタッフが、木のおもちゃ選びのお手伝いをいたします。
木のおもちゃのことなら何でもお気軽にご相談ください。

コンシェルジュスタッフ紹介

TEL:03-5906-5869

お問い合わせフォーム

木のおもちゃ.jp HOME > メーカー訪問記 > 2004年キーナー社訪問記

人間の心を重んじる キーナー社への訪問

  • チューリッヒ郊外のキーナー社工房
  • 併設されている市立更生園

心のケアが最優先された理想的な職場環境

1975年創業のキーナー社は8万点以上のアイテムが世界中で子ども達、大人たちに愛されているといわれていますが、メーカーとしては非常に小さいチームで運営されています。

デザイナーとして自由な発想を持ちつづけるため、最初から一貫して自社工場を持たず外注で商品を生産し、身近で可愛らしい動物や車、女の子をモチーフとしたアイテムを生産し続ける魅力を訪ねて、チューリッヒの郊外(ロッサウ)の木工所を訪ねたのは2004年10月8日のことでした。

キーナー社は幼稚園の先生だったカテリナ・キーナー(Kathrin Kiener)さんが子どもたちの身近にあるモチーフをおもちゃや飾りとして作り始めたことからスタートしましたが、30年以上も変わらず、スイスはチューリッヒ郊外のロッサウという緑豊かな場所にキーナーさんの商品を生産している木工所がありました(本社はチューリヒ)。

この木工所は市立更生園(仕事と住むための家という名の広大な農場)に併設されており、飲酒や麻薬・自閉症・心に問題がある人々が職人さんに混じって社会への復帰を目指し、各々が自分達のペースでじっくりと農場での労働や家事、工房での製作(玩具や家具)に従事しています。 経済性より人間の心を重んじる環境の中で、50人程の住人が心のケアを最優先されて真剣に働いています。

食堂での出来事

  • 農場で飼育されている牛
  • キーナーさん

スイスでのランチの日常風景?!

食材のほとんどは、園の自作(ぶどう畑をはじめとした自営の農園からとれる豊富な野菜)で、4〜50頭の牛や100頭近い豚、800羽の鶏に馬も飼われており、農場で収穫された野菜や果物は瓶詰めジャム・蜂蜜として売店でも売られています。レクレーションとして乗馬が出来たり、ボーリングがあったりと自給自足の理想的な暮らしは一つの社会のようです。

この日はチーズフォンデュを園の食堂でご馳走になりました。ワインで溶かしたたっぷりなチーズは見るからに食欲をそそります。シェリー酒を浸したパンをつけながら食べてみて…キーナーさんはそう言いながら、パンにどっぷりとシェリー酒をつけて食べていますが、なんせアルコールが高い!ちょっと食べただけで体が熱くなります。でも、おいしい。

胃の中でチーズが固まってしまうのを防ぐために、温かい紅茶を飲んでいるボクたちを尻目に、キーナーさんはワインを飲みつつシェリー酒を浸したパンをチーズに入れて食べ続けています…これはスイスでは当たり前の光景のようです(笑)。食後にテラスで農場をゆったりと眺めた後、キーナーさんやスタッフの方の案内で木工所の中を見学です。

木工所を見学

  • たくさんストックされたパーツ
  • 楽しそうに黙々と作業をこなす姿
  • 印刷に失敗したパーツをハート型に切り抜きなおし

働く人たちと自然に優しい生産方法

この工房では、お馴染みのキーナーメモリーキーナーロット手回しオルゴール愛の絵本誕生ブックナイトランプ蝶のモビール…といった定番のキーナー製品をはじめ、スイス土産の椅子なども制作しています。

キーナーメモリーや愛の絵本、ネームカードなどは、予めチューリッヒ市内の印刷工場でオフセット印刷(行程は翌日に拝見させて頂いた)されたものがここに運び込まれ、製品になっていきます。

時間に追われる生産はしない…働く人たちがストレスを感じる事がないように、沢山のパーツはストックをたっぷり持つように生産されています。また、急ぐ必要がないためすべての工程を手作業で行い、組立であっても電気ドリル等は使わないのです。 それぞれ作業している人は自分に責任をもって黙々とこなしていましたが、楽しそうでもありました。

そんな工場内で何よりも徹底していたのがリサイクルです。印刷に失敗したパーツ(キーナーメモリーなど)は、ハート型に切り抜きなおし裏側を赤く塗って愛の絵本のワンポイントとして利用されていました。その他にも良品と不良品の仕分け作業が終わると、良品を整頓し完成した商品を運ぶのに野菜や果物の空き段ボールを再利用したり、廃材はボイラーで燃やして熱源として利用されています。

時間がゆっくり流れるこの場所で、部材も狂いがないように時間をかけて自然に乾燥させています。 人も時間の流れも緩やかに、そして無理をしない…おおらかなキーナーさんの人柄や、働く人々の楽しんで作っている様子が伝わってくるシンプルで優しくて色鮮やかなな木のおもちゃが今日も生まれ続けています。

幅広い活躍

  • 多彩なキーナーさん

キーナーさんの多彩な活躍

キーナーさんの活躍は自社製品だけでなく、ネフ社のキーナーモザイクでのデザインや、スイス製品の名店、ハイマートヴェルク(HEIMATWERK)や聖ペーター教会近くの老舗玩具店パストリーニ(Pastorini)といった有名店の包装紙やペーパーナフキンなどのデザインでも広く知られています。