2001年ドイツ年間子どもゲーム大賞ノミネート作品
スティッキーやマドふき職人(現在廃番)、ディスクショット！(現在廃番)、ホップステップ(現在廃番)など子ども向け人気ゲームで名を馳せるハインツ・マイスター(Heintz Meistar)の代表作ザップゼラップ。

ザップゼラップは、自分の魔法使い3人をゴールに帰すすごろくですが、他の魔法使いに邪魔されずに陣地(ゴール)に戻らなくてはなりません。ダイスが2個ありますが、出目の数によってコマを進めるのではなく、このゲームの最大の特長である樽を使ってコマを進めます。
プレイヤー全員でボード中央に置かれた13個の樽の中から、裏の数字は見ないようにして1つ選び、サイコロの出目(2つの合計)より小さい数字の樽を選んだプレイヤーは、手持ちの樽に書いてある数字の分だけ進めますが、出目より大きい数字を選んだプレイヤーは進むことができません。他のプレイヤーより先に自分の魔法使い3人がゴールしたプレイヤーが勝ちとなります。

樽の中身を手や耳を使い想像するのは楽しいですが、結構難しく(1〜2個は簡単ですが…)、そこがこのゲームの醍醐味でもあります。欲を出してギリギリの数で勝負するのもあり、地道に小さい数で進むもあり、他の魔法使いに抜かれないようにうまく駆け引きして進む楽しさは、子どもと一緒でも…大人だけでも楽しく遊べます。