無機質な道に次の一手を。シンプルでも充実感満載のゲーム

「トーキョーハイウェイ」は、柱コマを配置しながら道路板を渡し、自身の車を走らせていく2人用のゲームです。

空間をうまく使いながら道路を縦横無尽に延ばし、うまく相手の道路を交差させては車を走らせるという、せめぎ合いのゲームとなっています。

各々の道路が交差していく姿は日本の入り組んだ高速道路そのもの。
崩すことなく相手よりも先に自身の車を走らせよう！

ゲームの準備

道路板、柱コマなどの内容物を全て半分にします。
パッケージの箱と蓋をそのまま各自の入れ物として使うと便利ですよ。

お互い道路1本を柱コマに向けて(片側は床に着いたまま)配置します。
この時、各自が置いた柱コマ同士が道路1本分の距離になるようにしましょう。
これが各自ハイウェイへの入口となります。
初めの道路に車を置き(走らせ)ゲームスタートです。

ゲームの手順

手番では、現時点で作った道を伸ばすべく次の道路を設置します。
前の手番で置いた柱コマを基点として次の柱を置き、道路板を乗せます。
この時、柱の上にきちんと道路の端が乗るよう位置は微調整しましょう。
また、すでに通っている道路に接触しないよう気を付けましょう。

柱を設置する際は、前の基点から必ず±1個分の高さになるようにします。
つまり、前の基点の柱が高さ2個であれば、次の柱は1個か3個の高さで作らなければならない、ということです。
次に、条件が合えばその道路に車を走らせることができます。

このように交互に道を伸ばしながら、各自ルールにのっとって車を走らせていきます。
自分の車10台を相手よりも先に走らせることができれば勝ちです。
一方、自身の柱や道路などの建設資材が無くなったら負けとなってしまいます。

道路に車を走らせるポイントは“立体交差”にあります。
置いた道路が、初めて相手の道路の上を通ったりくぐったりした時(接触してはいけない)、車を走らせることができます。
その為、車が走っていない道路も存在します。

また、黄色い柱コマは特殊な柱で、分岐や高速道路の出口、といった役割が持てます。
各自3個しかないこの黄色い柱をどう使うかも勝負の鍵となるでしょう。

実はこのゲーム、道路設置や車配置の際に誤って相手の道を崩したり車を落としたりすると、ペナルティとしてその数量の柱コマを相手に渡さなければなりません。
道が複雑になって行くほどに設置が難しくなるので、後半はバランスゲームのハラハラ感が増していくのも面白いです(笑)

無機質な灰色の道に映える赤と青の車たちとポイントとなる黄色い柱。
2人でせめぎ合いながら創りあげたハイウェイの最終光景を目にすると、遊びきった充実感が訪れます。
そして思わず写真に収めたくなるでしょう(笑)

大人が手軽かつ真剣に遊べるゲームとしてお勧めです！