全編マンガではなく、マンガは各章の導入の役割で、その後詳しい解説がテキストで書かれています。
要所要所に差し込まれたマンガと解説が効果的で、難解な概念も平易なことばで説明されているので基本を押さえるには非常に分かりやすく、シュタイナーの入門書を読む前でも読んだ後でも理解が深まります。
シュタイナー教育をご存じでしょうか?
2019年でシュタイナー学校が創設されて100年。
シュタイナー教育は、教育の世界ではモンテッソーリ教育とならぶ知名度を誇り、オルタナティブ教育の代表格とされています。
授業時に描かれる美しい黒板絵、教科書代わりのエポックノート、優しい色彩の教室。シュタイナー教育と聞いて想起されるのは穏やかな空間が子どもを包み込むような感じでしょうか。その一方で、シュタイナーの思想は難解とされており、 シュタイナー教育の全体像を把握するのはなかなか大変です。
そこで本書では、 シュタイナー教育の理念や実践を、マンガでわかりやすく解説します。
芸術で感性を磨いて直観を育み、エポック授業で思考の速さよりも深さを追い求める、子どもが「本当の自由」を獲得するための教育実践。
その概要を、スイスのシュタイナー学校に通った著者が解説します。
【本書の目次】
はじめに
プロローグ シュタイナー教育との出会い
Story0 理想へのヒント?
第1章 「自由」への教育
Story1 オープンデイの1日
第2章 子どもに向けるまなざし
Story2 親として、教師として
第3章 家庭でできるシュタイナーの幼児教育
Story3 子育てはこんなに楽しい!
第 4章 児童期以降の教育
Story4 私の持ち場はここにある
エピローグ 無限の可能性に目を向ける
Story5 出発点に立って
シュタイナー学園卒業生の声
付録 シュタイナー学校の紹介
【本書のポイント】
◎マンガでシュタイナー教育を解説する初の試み
◎「自由への教育」「芸術をつうじた教育」の意味を解説
◎独自の教育システムと、その背後にある思想について解説
◎シュタイナー学園卒業生の声も掲載
【著者情報】
井藤元
東京理科大学教育支援機構教職教育センター准教授。沖縄シュタイナー教育実践研究会顧問
※装丁デザインは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承くださいませ。
ワ ー ロ ッ ク 厳 選 書 籍
世の中には沢山の良い本がありますが、なかなか全てを見ること、知ることは難しいですね。
今回お選びしたものは少し偏りがあるかもしれませんが、ウッドワーロックで厳選した本をご紹介します。