現場の保育士さんたちが普段何気なくやっていたことがきちんと文章化されており、実際の20園からピックアップされたポイントがわかりやすく、園内で共有しやすい内容で、園内研修にもってこいの内容となっています。
「ていねいな保育」現場の実践例28に注目
約20の保育園、こども園を取材。
今、特に注目されている0・1・2歳児クラスの「ていねいな保育」を「基本」「生活」「遊び」「支える活動」の4章で構成。
実践からピックアウトしたポイント28(約120項目)を紹介。
【本書の目次】
1章 ていねいな保育の「基本」…保育者の専門性、園舎の環境
2章 ていねいな保育の「生活」…登園(降園)、手洗い・排泄、着替え・靴の着脱、食事・おやつ、午睡、対話、活動の移行
3章 ていねいな保育の「遊び」…園外の散歩・遊び、園庭の固定環境、園庭の可動遊具、砂・土、水遊び、植物、身近な生き物、休憩、室内の環境設定、室内の遊び道具、スキンシップと手遊び、ごっこ遊び、音楽、造形・描画、絵本、行事
4章 ていねいな保育を「支える活動」…計画とふりかえり、保護者への関わり、防災
160ページフルカラーで400点を超える写真を使いながら、保育現場の実践をレポートしています。
まるで、気になる園に見学に行った気分になれる1冊です。さらに、押さえておきたい専門用語などは、イラストやコミック形式でわかりやすく解説。
「一歩前へ」(常時エプロンをしないという選択、注目されるノン・コンタクトタイムなど)、「コラム」(悩ましき、かみつき・ひっかき、0・1・2歳児のスチーム教育など)のミニコーナー35もおすすめです。
【編集担当からのおすすめ情報】
保育者をめざす方、保育者になったばかりの方からベテラン保育者の方まで…この本をきっかけに「ていねいな0・1・2歳児の保育」の大切さを確認し、日々の保育の参考にしていただければ、ありがたいです。
また、園児の保護者の方には、園では、どんな保育が行われているかを知っていただける内容となっています。是非ご一読ください。
【著者情報】
大豆生田啓友
玉川大学教育学部教授。1965年、栃木県生まれ。専門は、乳幼児教育学・子育て支援。青山学院大学大学院教育学専攻修了後、青山学院幼稚園教諭などを経て現職。
日本保育学会副会長、こども環境学会理事。NHK Eテレ「すくすく子育て」をはじめ、テレビ出演や講演活動など幅広く活動中。多数の著書がある。
ワ ー ロ ッ ク 厳 選 書 籍
世の中には沢山の良い本がありますが、なかなか全てを見ること、知ることは難しいですね。
今回お選びしたものは少し偏りがあるかもしれませんが、ウッドワーロックで厳選した本をご紹介します。