ブルーノ・ムナーリとジョバンニ・ベルグラーノによって1976年にデザインされたこの「ゲーム」は、カードを辻褄が合うように論理的に並べて、全部で8つのシーケンス(物語)を作り出す絵本のような「ゲーム」で、全部で52枚のカードが入っています。
シーケンス(物語)は3〜10枚のカードを並べて作りますが、難易度が上がればカードの枚数が増えます。並べたカードが正しい順番であったかを確認するには、カードの裏面をみます。
難易度が優しい3〜4枚のカードを使うシーケンスでは、数字の読めないお子様でもわかるようにドット(点)がカード裏面に振られています。
5〜7枚のシーケンスでは、番号が振られています。
もっとも難易度の高い8〜10枚を使うシーケンスには番号は振られていないので、自分たちで絵(イメージ)だけを頼りに正しい答えを探しましょう。
籠から出てくる小鳥、建設中の家、葉を伸ばし花を咲かせる植物、などなどシーケンス(物語)が8つあります。
例えば「熟していくリンゴ」のシーケンスでは太陽の位置によってリンゴの色が変化し「時間の経過」がわかる手がかりがあるように、それぞれのシーケンスのカードには様々なヒントが含まれていますので、絵(イメージ)から読み取る楽しい物語の「ゲーム」となっています。
それぞれのイメージは、シーケンス(物語)とその意味を部品を組み立てるように因果関係を正しく並べ再構築するためのもので、子ども達の論理的なつながりを理解する能力を育成します。
こゲームを進めるために52枚のカードから適切なカードを選び出すゲームの基本的な行為から始まり、ひとりでもグループでも、次第に様々なカードの使い方や遊び方を発明するようになっていくでしょう。
◆ご了承くださいませ
コッライーニ社の作品はアート関連商品であり、更に環境への負荷削減に貢献することから、パッケージのヨレや皺、折れ等、また作品自体のカッティングやささくれ等が含まれた場合も、保証や代替品の対応がないことをご了承くださいませ。
©Bruno Munari.All rights reserved to Maurizio Corraini s.r.l.-Coutesy Corraini Edizioni
前のページへ戻る