海底に眠る財宝を探しに潜水艦に乗り合わせた探検家たち。オンボロ潜水艦のため、全員に供給すべき空気タンクはひとつしかありません。
そしてその空気は、各自が宝を持てば持つほどに減りが早くなっていきます。
他の探検家の動きを気にしつつ、お宝目指して潜行していきましょう。

3ラウンド勝負で、一番宝物の得点が多いプレイヤーの勝利となります。
手番では、まだ潜るか、それとも潜水艦へ戻るのかを決めてからサイコロを振るのですが、一度戻ると決めたら、そのラウンドでは再び潜行することはできないので要注意。
しかも、戻る前に空気がなくなってしまうと、持ち帰ろうとしたお宝は全て海の底(遺跡チップの最後尾)へ落ちることになってしまうので、見極めが肝心です。
コンパクトなパッケージに、おもしろさがギュッとつまったゲームです。

ゲームデザインは、「藪の中」「小早川」「エセ芸術家ニューヨークへ行く」などのデザイナー・佐々木隼と、今回が初作品となる佐々木吾朗、2名の連名になっています。

一攫千金を狙うか、過剰なリスクを避ける安全策を取るか。サイコロの運要素も強い内容ですが、短時間で楽しめるゲームとしてはちょうど良い按配に。

「インカの黄金」同様、進むか引くかの判断が後々に関わってくるものの、個人よりも周りとの按配がものを言うゲーム。仲間とワイワイ言いながら楽しんでください♪