カードばかり見ていると、置いていかれちゃうぞ!?

「そっとおやすみ」は、必要のない手札を1枚次の人に渡したり、受け取ったりしながら同じ絵柄を揃えていきます。
揃ったら、タイミングを見計らって手札を“そっと”伏せます。
また、誰かがカードを伏せていることに気づいたら、揃っていなくても“そっと”伏せます。

次々と伏せていく連鎖の中で、最後に気付いた人はおねむちゃん認定です(笑)
2005年ドイツにて発行後、まもなく絶版となった“知る人ぞ知る傑作”として人気のあったカードゲーム。
この度ドイツ本国HABA社との連携もあり、復刻されたのです！

日本語・英語・ドイツ語の説明書が同梱された、日本国内流通仕様のパッケージです。
ちなみに、オリジナル版は小振りの缶ケースでしたが、この復刻版は紙の箱です。同梱の木製コマはHABA社製となっています。

ゲームの準備

人数分のセットとジョーカーを用意します。
4人プレイなら、おやすみカードを4種各4枚、計16枚とジョーカー4枚です。それらをよく混ぜて各自に配ります。使用しないカードは片しておきます。

おねむちゃんカードとコマを中央に置いたらスタートです。

ゲームの手順

スタートプレイヤーは、手札から1枚選んで右隣の人に渡します。
隣の人は、受け取ったらカードを見て、必要ないと思うカードを右隣の人へ1枚渡します。

これを繰り返し、4枚同じおやすみカードが揃ったら、周りにばれないようそっとカードを伏せます。
カードが揃ってすぐに行う必要はありません。
タイミングを見計らってでOKです。

しかし、まだカードが揃っていなくても、誰かが揃ってそっと置いていることに気づいたら、自分もそっと置きましょう。

こうして“そっと置く”連鎖が密かに行われ、最後まで気づくことのなかった人が、おねむちゃんカード1枚と妖精コマを引き取ります。

これを1ラウンドとし、次は妖精コマを持っている人からスタートとなります。
おねむちゃんカードが無くなるまで続け、受け取ったおねむちゃんカードの枚数が最も少なかった人の勝ちです。

最初にカードを回す人のみ、手札は4枚になります。
他の人は5枚の手札の内4枚が揃えばOKです。
ジョーカーはどんなカードとしても使えるので、「配られた時点で揃っている！」なんてこともあり得ます。
いつどんなタイミングでそっと置こうかと考えると、顔がにやけてしまいそうですね(笑)

トランプゲームでの「うすのろ」と似ていますが、一斉にカードを回すのではなく、順番に行うことにより、個人の隙が生じるようになっています。
そこに“そっと置く”という締め方が加わっているので、気づいた時には一人でゲームをしているかもしれません(笑)

「そういえば、昨日のドラマでさ…」なんて他愛のない話をしながら楽しめるゲームです。
子ども同士はもちろん、大人同士でも手軽に楽しめるのでお勧めです！