2003年のドイツゲーム大賞候補作(9位)のシンプルなカードゲーム、コロレット。
カメレオンが描かれた7色のカード(青、黄、緑、橙、茶、灰、桃)を使って色を集めるゲームです。
青や黄、緑などのカメレオンが描かれた「色カード」が7種(各9枚)、ジョーカーと呼ばれるカラフルなカメレオンが描かれた「オールマイティーカード」が3枚、「+2点カード」が10枚、「最終ラウンドカード1枚」、「列カード」で構成されており、同じ色のカードを集めると1枚:1点、2枚:3点、3枚:6点、4枚:10点…というように、点数にカウントされていきますが、プラス点になるのは3種類(色)まで。4種類目(色)からのカードはマイナス点として計算されるので、色の数より、同色のカードをより多く集めるかがポイントです。
まず、各プレイヤーは7色のカードのうちどれか1枚選び(他のプレイヤーと異なる色)、自分の前に置きます。残りのカードを混ぜ山札を作りますが、下から16枚目のところ最終ラウンドカード(矢印のカード)を入れます。山札を場にセットし、人数分の列カードを配置したらゲームスタートです。
手番のプレイヤーは2つのうち、どちらかのアクションを行います。
1.山札をめくり、どこかの列に置く
2.列に並んだカードを全て取る(ラウンド終了)
各列には3枚までしかカードを置くことはできません。
列に並んだカード(1〜3枚)を取ったら、自分の前に色別に並べ、このラウンドは終了となります。
全員が列を取り終えたらこのラウンドは終了し、次のラウンドとなります(最終プレイヤーからスタート)。
最終的にはカードが1枚以上置かれている列を取ることになりますが、並んだカードを全て取らなくてはならないため、引き取りたくないカードも含まれていることもありますし、逆に少ない枚数で早く取りすぎると点数が伸びない…手元のカードがオープンなだけに、他のプレイヤーが欲しそうな列には邪魔をしてみたりと、簡単なルールの中にさまざまなジレンマがあります。
最終ラウンドカード(矢印のカード)が出てくるまで続け、出てきたらそのラウンドを最終回とし、得点計算を行い最高点を獲得したプレイヤーが勝利します。ジョーカーは計算時に好きな色のカードとして使用、+2点カードは純粋に2点として加算します。
1ゲーム10分程度で(人数による)手軽にでき、シンプルなルールと数々のジレンマ…安定感のある定番ゲームです。
2003年のドイツカードゲーム賞では1位を獲得、このゲームを元に発展させたゲームとして2007年にズーロレット(Zooloretto)を発表、2007年のドイツ年間ゲーム大賞を獲得しています。
パッケージは予告なく変更になる場合がございます。
同梱の目安 [ ゲーム2個まで ]