誰もが一度は目にしているのではないでしょうか…だまし絵で有名なオランダのアーティスト、マウリッツ・コルネリス・エッシャー(Maurits Cornelis Escher)は、ウッドカットやリトグラフなどの版画家です。

平面なのに立体的に見える非常に独創的な作品を作り上げたエッシャーの絵がポップアップになったらどうなるのか…絵に潜んでいる矛盾が立体的に表現され、パラドックスや幾何学、非現実性といった不思議な世界が再現されています。
大きくとびだすしかけや引っ張る仕掛けが施された版画9作、絵2作を収録した大型版で、エッシャーの世界を存分に味わうことができます。
見る人の目を惑わせるエッシャーの有名な作品の1つWaterFall(滝)が立体になっても、ついつい塔から流れ落ちる滝の流れを追ってしまいます。子どもも楽しめますが、どちらかというと、エッシャー作品に魅力を感じる大人にお勧めしたい逸品です。